EF-M32とEF-M22で撮影比較 Canon EOS M6 絞り開放あるいは開放に近いF値で
同じ被写体、同じ日、同じ時間、同じ場所でEF-M 32とEF-M 22の撮影比較を行ってみました。
そもそも35ミリ換算で51㎜と35㎜のレンズですから、同じ単焦点同じマウントでも役割は微妙に異なります。
50ミリはオールラウンドの標準レンズで売りは何でも撮れる事。
35ミリは標準でも広角域に近いので中距離で撮影できてスナップ撮影向きの焦点距離。
自分はそんな風に感じています。
なので今回は32ミリに有利な撮影条件ではありますが、被写体に寄った写真を主に絞り開放側で確認してみました。
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CANON EF-M22F2.0STM 撮影データF2.0 1/500 ISO100 / CANON EOS M6
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三脚を持っていないので単純に立ち位置が同じというだけの撮影ですが、だいたい同じ位置から撮ってこれだけ差があります。
両方とも絞りは２.０。
目立つのは背景のボケ味が32ミリの方が派手にボケている事です。
主要な被写体の解像度も拡大してみると32ミリの方が優位な感じがします。
この辺は焦点距離の差とレンズ性能の単純な差かもしれません。
ただご覧の通り「どこで撮ったの？」という画像から得られる周辺情報は22ミリの方が多いのは自明です。
この辺は下がればいいじゃ無いかというのが単焦点マニアの常識ですが、同時に「下がれるスペースがない」場合に22ミリは有利な訳です。
なのでストリートで常用するなら22ミリは非常に便利だと言えます。 |
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CANON EF-M22F2.0STM 撮影データF2.0 1/1000 ISO100 / CANON EOS M6
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CANON EF-M32F1.4STM 撮影データF1.4 1/2000 ISO100 / CANON EOS M6
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ちょっとすみません22で撮る時、32より寄っちゃったかもしれません。
それにしても32ミリの方は下の方の花びらが持ってる透明感が出ててなんか幻想的ですらあります。
これレンズ性能？？？よくわからないな。
同じ開放でもこれだけ花の中だけで様々なドラマが浮き立ってくるのは32の描写性能が高いことを表してる気がします。
また両者の違いは今回双方とも開放である点と焦点距離にあります。
一方は２．０で一方は１.４なので変化に富んだ写真になるのはどうしても焦点距離が長くて開放値の大きい方なのかもしれません。
この辺は光学系に疎いので論理的に説明できないのがもどかしいですが、一般的に焦点距離が長い方が開放でボケる幅が広がります。
つまり被写界深度が浅くなっちゃうのです。
32ミリ（50ミリ）を私が切実に欲してたのはこのせいです。 |
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CANON EF-M22F2.0STM 撮影データF2.0 1/1600 ISO100 / CANON EOS M6
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CANON EF-M32F1.4STM 撮影データF1.4 1/1600 ISO100 / CANON EOS M6
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これがかつてコンタックス（ソニーのαは違います）のプラナー50F1.4で味わった世界なんです。
混ざっちゃってるでしょ？
これいいなあー。
ってすいません、世間の皆様からしたら「何がいいんだよ？」ポカーンな写真ですよね・・・。
ほんと個人的になんですけど、この背景をブレンドしてしまう描写こそが自分の大好きなボケ味なのです。
これ上手く使いたいもんです。
そしてこんな描写性能のレンズを手に入れられて本当に本当に幸せな気持ちです。
流石にソニーのフルサイズ用50ミリを超えるレンズ枚数を誇るEM-M32F1.4STM。
これで撮れなかったら単に腕が悪いとしか申せませんね。
はい、まず私が精進致します。
がんばろっと。
